COLUMN

身を守る術

 安全性を高めるための機材(ガシェットともいうのか)を何種類か使ってきた経験からその必要性と意味を考えてみました。クルマの後追いをやっているのは今の自転車業界や社会的な技術革新もよく似ています。ナビやレーダーやドライブレコーダーはもう獣性オプションになったり標準装備になったり価格もこなれてきたりしていることが市場を物語ってます。今回は自転車の話。

 自転車は裸で走っているようなもんだし、海外では意図的に轢き殺されたりすることもしょっちゅうあってグラベルや山に逃げ込んだ経緯がありますよね。そこからこんなモノが出てきたんだと思います。それはそれで悲しい話ですが人間とはそういうもんですから。

 ①レコーダー
 いわゆるドライブレコーダーです。何かあったときや怖い目にあったときの証拠動画を撮れます。これは事後に使用するということなので身を守ること自体には繋がりません。但し、デイライトやバックライトも同時に使えるので少しはプラスになる感じ。事後使用なら、裁判では正式証拠としても使えます。

 ②レーダー 
 これは後ろから接近してくる物体を150m後方でキャッチし音とライブマークで都度教えてくれるモノです。この都度が肝です。フロントはライトになっていて外の明るさにあわせて自動で光量が変わりますし、トンネルに入ったときにはすぐ自動点灯してくれます。これらは時中、つまり今この時の危険を教えてくれる(守ってくれる)モノです。

 何が言いたいか?おわかりですよね?考え方や生活環境により生まれてきた目的が違う機材と言うことです。どれを選ぶか?使うのはあなたであなたの走る環境や目的に合わせて選べばいいことです。自分の命は自分で守るという基本を抑えてさえいればどちらでもいいと思います。例えるなら生命保険と傷害保険・・・クルマも自転車も危険はつきまといますので自分の命に投資を!